製造業でよくあるのが、ユーザークレームや不良品発生に伴って再発防止策が求められます。
その結果、検査工程が一つ追加になったりとか作業負荷が加わります。
その分の加工費が、上乗せされればいいのですが、そんな訳にはいきません。
コロナの影響も受けず静岡で有名な「さわやか」ですが、こんなに人気になる前から通っていたものとしてオススメしたいことがあります。
げんこつハンバーグが運ばれてくると店員が説明をしてカットを始めます。
その時、以前の説明では
「中身が赤い程度」と言っていました。
それが数年前から
「肉汁たっぷりジューシーに焼き上げます」となったのです。
新しい説明をするようになってから、明らかにカットして鉄板に押し付ける圧が強くなりました。
その結果、火がよく通ってしまい、硬くなりました。
あの中身が赤い、レアのハンバーグが食べたい自分としては台無しです。
一見さんと思われる客が、再加熱を頼んでいる場面を見たこともあります。
たぶん「中身が赤い」イコール不衛生と思った客からのクレームでもあって、こうなったんだと思います。
押し付ける圧を強くし始めたのちの訪問時に店員に言いました。
「火が通りすぎるから軽く押し付けて」
店員「マニュアルで決まってますから」
杓子定規店員は、グイグイ押し付けました。
かちんときた私は、すかさずハンバーグを人参やかぼちゃの上に移動させ、これ以上火が通らないようにしました。
別の日、杓子定規店員でないのにあたったので同じことを頼みました。
そしたら快く承諾して「その方が美味しいですよね」という目くばせとともにカットしてくれました。
「さわやか」にもし行かれる場合
「火が通りすぎるから軽く押し付けて」
このフレーズで昔の美味しいげんこつハンバーグが味わえます。