十人十色の私曲集

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まるで取れた銀歯のよう

息子がハイキングに行くと言うので、ジャングルモックという訳にもいかず、だったらこれを履いて行けと、20年は経っているであろうアディダスの靴をあげました。

 

ミドルカットで、いかにもハイキングするぞというデザインです。

 

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スニーカーなどの靴のサイズが同じ27.5㎝なので共有できます。

共有といっても、昨日履いていた靴では嫌がります。

このアディダスずっーと下駄箱に入れっぱなしでした。

そんなわけで嫌がらずに息子は、履いていきました。

 

帰ってきて聞きました。

「どうだった山での履き心地は」

「バラバラになった」

「えっー!!!」

 

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見事にソールが取れています。

駅を出てすぐに片方が取れ、山に入ってもう片方も取れてしまったそうです。

 

幸い靴底が厚かったため、痛くなることはなかったそうですが、滑りやすかったと思います。

 

よく加水分解でスニーカーがボロボロになってしまうのは知っていましたが、これじゃまるでミルキーやハリボを食べていて被せた銀歯が取れてしまったかのようです。

 

30年ほど前に流行りで集めたスニーカーが倉庫に眠っていますが、とても履くことはできないでしょう。観賞用です。

 

これで下駄箱に一足置くスペースが出来たということで良しとしましょう。