先日、「はやぶさ2」プロジェクトマネージャの津田雄一氏の講演をオンラインで聴く機会がありました。
「はやぶさ」と言えば、地球に戻って来るときのあの火球のような映像が印象的でした。
「はやぶさ」は小惑星イトカワへ行きましたが「はやぶさ2」はリュウグウです。
国内外の科学者・技術者 約600名のスタッフによる10年かけてのプロジェクトです。
もうこれだけで壮大すぎる話です。
1年先いやいや半年先もどうなっているかわからないような生活を送っている自分からすると10年後の成功を目指すなんて想像もつきません。
講演の内容は、リュウグウの何処に着陸するかの気の遠くなるような分析や様々な緊急事態を想定した訓練そしてスタッフ内の意見の衝突と解決
次々と興味を引く映像とスライドで全く飽きることがありませんでした。
自分もこの年になると講演や専門家による勉強会を聴く機会があります。その時
ただパワーポイントのスライドをひたすら読み上げていくだけの人もいて「この講師は下手だな」と思いながら確実に眠りに落ちていきます。
いい講師は眠らせません。
約600名のスタッフかぁ・・・
「全体の大部分(8割)は一部分(2割)から生み出されている」
「2割の働きアリが良く働いて食料を集め、6割は平凡な働きで、2割はサボっている」
「サボっている2割のアリを排除しても、再び2:6:2の割合に戻り、2割のアリがサボり始める」
262の法則 またの名を働きアリの法則
こんなことを思い浮かべてしまった自分は、まだまだ修行が足りませんね。