早めの夕食は同僚たちとそろっての外食
毎日外食を続けるためには、どうしても品数の多い店へ行くこととなる。
生姜焼き定食・かつ丼・カツカレー・天丼・半チャンラーメン・天ぷらそば
そんな生活を続けているとやはり太ってしまう。
食事を終え営業所へ戻るとこれから長い夜の部が始まる。
当時は個人宅の電話帳があったので、昼間にチラシと名刺を投げ込んでいた家に片っ端から電話をする。
「宝くじでも当たったら建てるよ」
「今忙しいから」
たいがいガチャンと切られてしまう。
しかしそんなことでめげてはいけない。
一生に一度あるかないかの大きな買い物
そんな簡単に顧客は見つからない。
電話営業を終えると夜訪に移る。
昼間飛び込みして脈ありと見たところにアポなしで訪問するのだ。
そこでカギを握るのは奥様となる。
今の家の水回りや間取りに不満を持ち、建替えの主導権を握っているからだ。
縁もゆかりもなかった人と注文住宅の営業を通じて知り合え、自分の人柄を気に入ってもらえ様々な相談を受け、そして提案をして契約を結ぶ。
住宅営業の醍醐味である。
次回は泥臭い話編となります。