製造業で人手不足が叫ばれる中、それを支えているのは、50代60代を中心としたベテランたちではないでしょうか。
経験年数から若者には決して負けない神の手と言われる人たちもそういった方々です。
そんな中、求人誌を見てと一人の女性が応募してくれました。
20代でフィリピンと日本のハーフの子です。
面接を担当した受入現場の管理者は、ほくそ笑みました。
(ベリー キュート)
瞬く間にその噂は各工場に知れ渡り、ざわめき始めました。
「うちの工場へもハーフを入れてくれ」
入職日が近づくにつれ期待だけが増していきました。
ついにその日がきました。
夕方管理者に電話して様子を聞いてみました。
「ハーフの子 どうだった???」
「接着剤の臭いがダメで1時間で帰っちゃった」
「えっ・・・・その現場だめじゃん」
瞬く間にその噂は各工場に知れ渡りました。
我が工場は接着剤は使用していません。受け入れを希望します。
ちょうどいい検査の仕事があります。
人手不足の中、欲望をむき出した各工場からのオファです。
早速ハーフの子に連絡をしました。
そして驚愕の事実
「妊娠していました」
つわりだったのかもしれません。
結局、退職となりました。勤務時間わずか1時間
伝説となりました。
後日 担当した管理者に電話して聞きました。
「面接で妊娠してますか?なんて聞けないよね」
落ち込んでる管理者からぽつりと一言
「ハーフじゃなくてニューハーフでもいい・・・・」
相当参っているようでした。